生活習慣病
生活習慣病

「健康診断で数値が高いと指摘されたけれど、特に症状がないから…」「生活習慣を変えなきゃいけないのは分かっているけれど、続かない…」
高血圧や糖尿病などの生活習慣病は、初期には自覚症状がほとんどありません。しかし、放置すれば静かに血管を蝕み、ある日突然、心筋梗塞や脳卒中といった命に関わる病気を引き起こします。これらは「サイレントキラー(沈黙の殺人者)」とも呼ばれます。
東京町田アーク内科・呼吸器クリニックでは、日本内科学会認定総合内科専門医が診療にあたります。単に数値を下げる薬を処方するだけではありません。患者様一人ひとりのライフスタイルに寄り添い、「無理なく続けられる改善策」を一緒に考えることを大切にしています。
院長はこれまで、総合病院や大学病院の最前線で、生活習慣病が進行し、脳卒中や心筋梗塞を起こしてしまった患者様を数多く診療してきました。「もっと早く治療を始めていれば、こんなことにはならなかったのに……」そんな後悔をされる患者様やご家族の姿を目の当たりにしてきたからこそ、「重症化させないこと」「早期発見・早期治療」への強い想いがあります。現在の数値だけでなく、10年後、20年後の健康を見据えた治療プランをご提案します。
生活習慣病の治療において、薬はあくまでサポート役です。主役は「日々の生活習慣(食事・運動・睡眠など)の改善」です。しかし、「お酒を辞めてください」「運動してください」と正論を言うだけでは、行動を変えることは難しいものです。
当院では、患者様のこうした背景を否定せず、「今の生活の中で、何ができるか」を一緒に考えます。小さな一歩を積み重ねることが、大きな結果につながります。
生活習慣病の治療は、マラソンのように長く続くものです。だからこそ、「通うのが苦にならないクリニック」を目指しています。医師だけでなく、看護師や管理栄養士などのスタッフ(コメディカル)とも連携し、チームで患者様をサポートします。「こんなことを聞いてもいいのかな?」と遠慮せず、食事の悩みや薬の不安など、何でもご相談ください。私たちは、患者様の健康を守るための伴走者です。
生活習慣病は、その名の通り「日々の生活習慣」が原因で発症・進行する病気の総称です。運動不足、不適切な食生活(塩分・糖分・脂肪過多)、過度な飲酒、喫煙、ストレスなどが積み重なることで発症します。
日本人の三大死因である「がん」「心疾患(心筋梗塞など)」「脳血管疾患(脳卒中)」の危険因子となる以下の病気が代表的です。
これらの病気の最大の問題点は、「自覚症状がほとんどないまま進行する」ことです。症状が出た時には、すでに血管がボロボロになり、脳や心臓に取り返しのつかないダメージを与えていることも珍しくありません。
しかし、悲観する必要はありません。健康診断などで早期に発見し、コントロールすれば、健康な人と変わらない生活を送ることが十分に可能です。「要再検査」の通知が届いたら、それは体が発したSOSサインです。放置せず、お早めにご相談ください。
糖尿病は、膵臓(すいぞう)から出るホルモン「インスリン」の働きが悪くなり、血液中のブドウ糖(血糖値)が慢性的に高くなる病気です。
2型糖尿病
日本人で最も多いタイプです。遺伝的な要因に加え、過食・肥満・運動不足などの生活習慣が原因で発症します。
1型糖尿病
インスリンを作る細胞が壊れてしまう病気で、生活習慣とは関係なく発症します。
その他
妊娠糖尿病や、他の病気・薬剤によるものなど。
初期は無症状ですが、進行すると以下の症状が現れます。
さらに恐ろしいのは「三大合併症(しめじ)」です。
「1次予防(発症予防)」、「2次予防(血糖コントロール)」、「3次予防(合併症予防)」のすべての段階において、生活習慣の改善が基本となります。当院では、HbA1c(過去1~2ヶ月の血糖状態)の迅速検査を行い、数値に基づいた適切な食事・運動指導、および薬物療法を行います。
血管に常に強い圧力がかかり、硬くなる
心臓から送り出された血液が、動脈の内壁を押す力を「血圧」と言います。高血圧症とは、安静時でも血圧が慢性的に高い状態(診察室血圧で140/90mmHg以上、家庭血圧で135/85mmHg以上)のことです。
血管は本来、ゴムホースのように弾力がありますが、高い圧力がかかり続けると、壁が厚く硬くなってしまいます。これが「動脈硬化」です。動脈硬化が進むと、血管が狭くなったり詰まったりして、以下の病気を引き起こします。
脳
脳出血、脳梗塞
心臓
狭心症、心筋梗塞、心不全
腎臓
腎硬化症、腎不全
日本人の高血圧の約90%は「本態性高血圧」と呼ばれ、原因が一つに特定できないものです。
「サイレントキラー」の代表格であり、症状がなくても治療が必要です。まずは「減塩(1日6g未満)」などの食事療法、運動療法、体重管理を行います。それでも下がらない場合は、降圧薬による治療を検討します。当院では、ご自宅での血圧測定(家庭血圧)を推奨しており、正しい測り方の指導も行っています。
血液がドロドロになり、血管を詰まらせる
以前は「高脂血症」と呼ばれていました。血液中の脂質のバランスが崩れた状態です。以下の3つのタイプがあります。
1.LDLコレステロール(悪玉)が高い
血管の壁に入り込んでプラーク(油の塊)を作り、動脈硬化を直接進行させます。
2.中性脂肪(トリグリセライド)が高い
肥満や脂肪肝の原因となり、HDL(善玉)を減らして動脈硬化を助長します。
3.HDLコレステロール(善玉)が低い
余分なコレステロールを回収する掃除役が不足し、血管にゴミが溜まりやすくなります。
主な原因は、食べ過ぎ(カロリー過多)、動物性脂肪の摂りすぎ、運動不足、肥満などです。女性の場合は、閉経後のホルモンバランスの変化で数値が上がることもあります。自覚症状は全くありませんが、放置すると血管が狭くなり、ある日突然、心筋梗塞や脳梗塞を発症します。
食事の見直しが最も重要です。
生活改善で数値が改善しない場合や、動脈硬化のリスクが高い場合は、薬物療法を行います。
風が吹いても痛い、激痛の発作
血液中の尿酸値が7.0mg/dLを超えた状態を「高尿酸血症」と言います。尿酸は体の中で作られる老廃物ですが、増えすぎると結晶となって関節に溜まります。これがある日突然、剥がれ落ちて激しい炎症を起こすのが「痛風発作」です。足の親指の付け根に起こることが多く、大人が足をひきずり、風が吹いただけでも痛いと悶絶するほどの激痛です。
尿酸値が高い状態を放置すると、以下のような合併症を引き起こします。
痛風結節
関節にコブができ、骨が変形する。
尿路結石
尿酸が石となり、激しい腰痛や血尿を起こす。
腎障害(痛風腎)
腎臓の機能が悪化し、透析が必要になることも。
痛風発作が起きている時は、まずは痛み止めで炎症を抑えます。痛みが引いた後、尿酸値を下げる薬を開始し、数値を6.0mg/dL以下に保つことを目標にします。尿酸はプリン体から作られますが、食事由来のプリン体よりも、体内で作られる尿酸の方が多いことが分かっています。そのため、ビールなどのプリン体制限だけでなく、肥満の解消や水分の摂取、野菜の摂取など、全体的な生活改善が重要です。
生活習慣病の治療は、決して「我慢大会」ではありません。好きなものを一生食べてはいけないわけでも、アスリートのような運動を強要するわけでもありません。大切なのは、「今の生活を少しだけ見直し、それを長く続けること」です。
「これくらいならできそう」「最近、体が軽くなってきた」
そんな小さな成功体験を、私たちと一緒に積み重ねていきましょう。健康診断の結果用紙をお持ちになり、お気軽にご来院ください。スタッフ一同、あなたの健康づくりを全力でサポートいたします。
WEB予約・お電話にて承っております。当日予約や、予約なしでの受診も可能です。
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